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THAT STYLISH RACER HERITAGE

新型 Café Racer には、モーターサイクルの歴史を作り上げてきた3つの文化がブレンドされています。Scrambler ソウル。「トン・アップ・ボーイズ」のレジェンドとドゥカティのスポーツ・スピリットが 125 GP Desmo スタイルのカラーリングの中に息づき、ブルーノ・スパッジャーリ選手を讃えます。

天才ファビオ・タリオリーニの才能の結晶である 125 GP Desmo は、デスモドロミックタイミングシステムを搭載した最初のバイクというだけでなく、ドゥカティがレース界に参入することになったバイクでもあります。1956年6月ジャンニ・デリ・アントニオをライダーにチェゼーナ・サーキットでデビューを飾り、翌月のスウェーデン選手権では早くも初優勝に輝きます。

そこから、さらなる成長を続けます。そして1957年、125 GP Desmo はイタリア国内選手権を制覇します。翌年の世界選手権は、世界タイトルこそ逃したものの、モンツァで開かれたイタリアグランプリが歴史に刻まれたシーズンです。レースでは5台の 125 GP Desmo がトップ5位を独占し、6位以降は周回遅れのフィニッシュとなりました。最初にフィニッシュラインを切ったのがゼッケン番号54のブルーノ・スパッジャーリ選手。スパッジャーリは勇猛果敢なドゥカティライダー兼テストライダーで、1958年は 125 GP Desmo を駆りさらにイタリア国内選手権のタイトルにも輝きました。